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なぜ自分との関係が大切なのか

新年度に入り

いよいよわたしも

今年度の

看護学校での講義がはじまりました。



わたしが担当しているのは

キャリア入門の中の

数コマ。



その中で

自分との関係

セルフコミュニケーションについて

お届けしています。



講師をはじめて12年

本格的に独立して活動をはじめてから7年。


10年前には

まだまだ

あやしい、宗教?

などとも捉えられて

見向きもされなかった内容です。



それでも

いち早く、その必要性を理解してくださり


「あなたを待っている人たちがたくさんいます。」


といって

新人看護師さんや看護学生さんたちへの講義に

取り入れてくださった方たちが

いてくださったおかげで

コツコツと経験を重ねてくることができました。



本当に本当にありがたいかぎりです。



今では

「自分を大切にする」という言葉は

日常で触れる機会が増えたかもしれません。



けれど

まだ多くのひとは

頭では知っている

という状態。



実際に

行動してみて

肚に落とし込めているひと

当たり前になっている人は

少ないかもしれません。



なので

わたしは

わたしがいなくても

いつか必要なときに

手に取れるように

行動の種を

置いて帰ります。



講義の中で

実際に体感することを

大切にして


一度は

身体の感覚として味わっておくことに

十分に時間をつかいます。



では

なぜ

人との関係ではなく

自分との関係なのか。



看護学生のうちに

人とのコミュニケーションについて

他者を理解することについて

学ぶ機会はたくさん設けられています。



いのちの現場ではたらく人にとって

人とのコミュニケーションは

とても大切。



特に看護師は

患者さん

ご家族

医師

同僚の看護スタッフ

その他大勢の

コメディカルスタッフたちとのチームの一員として


それぞれをつなぐ重要な架け橋の役割を

担っています。



プライベートも含め

人間関係が日常生活の要。


そこが崩れると

本当にストレスフルな状態に陥ります。



 

わたし自身も

小さなころから人見知りで

他人とのコミュニケーションに

苦手意識がありました。



だからこそ

新卒の頃から

コミュニケーションの研修に

自ら学びに出向いていくほど

熱心に取り組んできました。



けれど

現状はなかなかうまくいかない


なんだか

空回りしてしまう。


頑張っても頑張っても

周りのことを思って

こんなに配慮しているのに

認めてもらえない。。。



いつしか

周りが敵に思えてきて

気がつけば

傷つかないように

たくさんの鎧を身につけ

両手に刀を持ち

攻撃される前に

相手に攻撃をしかける



そんな状態では

関係性は良くなるはずもなくて



結局

うまくいかない自分を責めたてる。

うまくいかないのは周りのせいだと

言い訳する。。。



それでも

わたしには看護がある。

必要としてくださる

患者さんがいる。


あなたでよかったって

言ってもらえるから頑張れる

言ってもらいたいから頑張り続ける。


それだけが

わたしを支えてくれていました。

  

そんなことを続けているうちに

ある時

後輩や、同僚が立て続けに

メンタルの不調で

現場を離れていったのです。


わたしも紙一重でした。

わたしもギリギリだった。



あ〜

このやり方では

違うんだな。。



そんなときに

今につながる

学びに出逢ったのです。



心と脳の仕組みを学びなおし

日常で実践を重ねていくうちに

気づいたことがありました。



あ〜

わたしは自分との関係が最悪だったんだな。

周りは敵だらけだと思っていたけれど

じつは

自分の最大の敵は

わたし自身だったんだ。。。


いや

敵だと思っていたんだ。



気づいた瞬間

ゴメンね。。

って涙が溢れてきたことを

今でも鮮明に覚えています。



わたしはわたしのことを

敵だと思っていたのに


それでもあなたは

わたしを信じて

わたしから離れず

いつでもわたしの幸せを叶えるために


ずっと祈り

ずっと寄り添い

応援して

そばにいてくれたんだ。。。



「目の前の人を喜ばせるためにできることはなんだろう」


という問いを大切にしてきたけれど


まさにに

わたしの一番目の前にいる人


鏡の中に映る

【わたし】を喜ばせるために



なにができるだろう。



 

わたしはわたしを幸せにする。

わたしはわたしを喜ばせる。


そんな覚悟とともに

常に

目の前の人を喜ばせるために

なにができるか?

の問いと

あらためて生きることになったのです。



自分との関係

自分とのコミュニケーションをよくしていくために


まずは

【自分を知る】ことからはじめました。



そのためには

自分と対話することが必要。


さらに

対話するためには

「問い」が必要だったのです。



それも

【良質な問い】が。



それによって

小さなことでも知らなかった自分に

出逢ったり

自分の本当の心の声に気づけるようになると



遠くの方から

奥の方から

ある声が聞こえてくるようになったのです。



「気づいてくれてありがとう☺」



そこから

わたしのさらなる

自分との対話が始まったのです。



いつしか

自分との信頼関係が築け

自分が一番の自分のファンになり

どんなときにも

応援してくれる一番の味方であることに

気づいたとき



 

敵だらけだと思っていた世界は

やさしさに溢れる世界に

変わっていたのです。


そして

そのやさしさは

循環している。



 

そうか

目の前の人を大切にする前に

まずは

自分自身を大切にすること



自分が自分にやさしくあることが

結果周りのひとに

本当のやさしさで関わることが

できるようになるんだな



そう感じる場面をいくつもいくつも

重ねていったのです。



 

人間関係のその前に

自分関係を育てていく。



このことが

きっときっと

いのちの現場ではたらく人たちにとって

重要になってくる。




この数年

理解してくださる学校が増え

ここから

未来の現場を担う学生さんたちと


自分も相手も大切にできる

本当にやさしい世界を

創り上げていくことに

取り組めていることに



わたしの魂は

今日もふるふると

喜びで震えています。



ここに

たどり着いて

最後まで読んでくださったあなたに

ありがとう。



 

今日も

あなたと

あなたの周りが

幸せでありますように☺









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